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産婦人科医も推奨!”マタニティライン”がデビュー

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tutuラボ 2023.05.15(月)

産婦人科医も推奨!”マタニティライン”がデビュー

妊婦さんと赤ちゃんへの思いやり。待望の”マタニティライン”がデビュー。
「マタニティウェアはなぜ必要なのか」「いつどんなアイテムを着用すればよいのか」初めての姙娠の方は特に、分からないことも多いはず。
ここでは、マタニティウェアの必要性や選び方、オススメアイテムについて、女性のヘルスケアを追求する産婦人科医三輪綾子先生より詳しく解説いただきました!
マタニティライフを快適に過ごすために、時期に応じた最適なマタニティウェアを選びましょう♪

マタニティウェアって何?

三輪綾子先生(以下三輪)
マタニティウェアとは、妊娠に伴って少しずつ変化していく体に寄り添う、体に合った下着・肌着です。
実際に私も妊娠してみて、想像以上に本当にちょっとした締め付けだったり、足のむくみだったりがしんどいなと感じました。妊娠前は、夜足がむくんでいても、朝起きたら解消されていたのに、妊娠中だとうまくいかない。普段足がむくんだときのだるさが、ずっと続く感じ。そんな妊婦の悩みを少しでも解消してくれるのが、マタニティウェアだと思います。

マタニティウェアって必要なの?

三輪
妊娠中から授乳期にかけて、妊娠前に使っていた下着では入らなくなるので、マタニティウェアは皆さんに必要なものだと思います。自分に合った下着やサポートアイテムを見つけることで、より妊娠生活を快適に送ることができるのではないでしょうか。
つわりが始まると、外に出るのが辛くなることも。つわりの時期や長さ、程度には個人差があるからこそ、症状が軽いうちにあらかじめ揃えておくと安心ですね。

いつどんなマタニティウェアを使えばいい?

妊娠初期(2~4ヶ月)の身体の変化

三輪
妊娠初期は、ホルモンの変化が1番大きく、周りの環境にすごく敏感になる時期です。まだお腹が小さいから大丈夫と思っていても、少しの下着の締め付けで辛くなってしまう方もいます。例えば、匂いがダメになる人もいれば、周りの音がダメになる人、人の多いところが苦手な人も…人それぞれにいろんな変化が出てくるのがこの時期です。

妊娠初期に使いたいアイテムは?

三輪
つわりが1番出やすいこの時期。ワイヤーの入ってないハーフトップが快適です。ハーフトップ以外も、下着はゆるいタイプがおすすめです。 妊娠初期だと、妊娠前から使っていたものをそのまま使っている方が多く、お仕事の休憩時間にちょっとゆるめてみたり、フックを外して使ってみたりする方も多いです。マタニティ用アイテムであればそんなひと手間は必要ないですし、これからの妊婦生活に備える意味でも、早いうちから少しずつ、マタニティ用のアイテムを揃えていくのがおすすめです。

妊娠中期(5~7ヶ月)の身体の変化

三輪
この時期は、お腹がふっくら大きくなり始めます。後期の方がぐっと大きくなりますが、中期はお腹の今まで狭かったところがちょっとずつ広がりお腹が張るようになり、周りが思うより、しんどい時期でもあります。

妊娠中期に使いたいアイテムは?

お腹が大きくなり始めるこの時期。ゆったりとした下着を身に着けると快適です。また、中期から後期にかけては、温度の変化がお腹の張るきっかけになることも。お腹が冷えないようにすることが、温度変化を緩和してあげるという意味でも大切です。
お腹にかかる力を分散して、全体をサポートするつくりになっている優しいアイテムです。ゆったり設計なので妊娠中ずっと使えると思います!
スカートでお仕事に行く方などには、マタニティ用のストッキングがおすすめ。この時期に普通のストッキングを履こうとすると、お腹の下までしか履けず、食い込んでしまいます。お腹が大きくても、上までぐっと上げられるストッキングが安心です。

妊娠後期(7ヶ月~)の身体の変化

三輪
赤ちゃんがぐっと大きくなる時期。お腹もぐっと大きくなります。それに伴って、お腹が張りやすくなったり、腰が痛くなったりと言った悩みが出てくる方も多いです。サイズアップするお腹に合わせて、身に着けるものを変えていくのがおすすめです。

  妊娠後期に使いたいアイテムは?

 
後期は、足がすごくむくんできます。足の甲がむくむ人もいれば、ふくらはぎだけの人、太もも周りがボタっとする人も。むくみかたは人それぞれなので、自分のタイプに合わせて、ハイソックスタイプやオーバーニータイプを使い分けるのがおすすめです。少しだけ着圧のあるものを履いてあげると、楽になる方も多いと思います。強すぎる着圧は逆効果なのでご注意を。脚のむくみは、お産の後も出てくるので、この時期に用意しておくのがおすすめです。

産後の身体の変化

三輪
お産が終わった後1ヶ月~1ヶ月半ぐらいは、悪露と言って、子宮から残りカス、経血がちょろちょろ毎日出てきます。そのためナプキンかぶれもしやすいという悩みが出てくると思います。
後陣痛と言って、子宮が元の大きさに戻ろうと収縮することによる下腹部の痛みもあって、出産経験のある人は、赤ちゃんを産むときの陣痛よりも、産んだあとの後陣痛が辛いという人もいます。
赤ちゃんが生まれたからすぐに前の下着に戻りますというわけではなくて、お腹周りがゆったりした下着は引き続き必要になります。 また、赤ちゃんが生まれた後は、母乳が出るように身体の準備が始まります。おっぱい周りのケアにも気を遣いたい時期です。

産後期に使いたいアイテムは?

産後赤ちゃんにおっぱいをあげる時、パジャマを脱いで授乳すると、お腹が冷えてしまうので、キャミソールやタンクトップがあると、お腹も冷えづらくおすすめです。

三輪綾子先生よりコメント

三輪
妊婦の身体の変化は10人10色。「妊婦さんにはこれがいい」とひとまとめに言っても、「自分にはこれは合っていたけど、こっちは合わなかった」というように、人それぞれ色々なトラブルがでてくるもの。そんな時はぜひ、かかりつけの産婦人科医の先生に相談をしたり、自分にあったマタニティウェアを身につけたりしてみてください。

プロフィール

産婦人科医 三輪綾子

産婦人科専門医/母体保護法指定医/産業医

「予防医療普及協会」の理事として、女性の健康問題や疾患の情報発信でメディアに多数出演。
女性のヘルスケアに取り組むため、フェムテックサロンを開設。



この記事を書いた人

  • チュチュアンナ 編集部

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